子育て 書籍

【書評】『ありのまま子育て』(井桁容子氏)は最高のゆる育児バイブルである

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穏やかな母さんでいたいんです…!

こんにちは、いつでもニコニコ穏やかでいたい(けどいられない)3児の母です。

皆さん、子育て楽しんでますか?

わたしは楽しいです。子どもたちは毎日めちゃくちゃかわいい。それは間違いない。ですが、「毎日子供にニコニコ穏やかに接することが出来ているか」と聞かれたら、決してウンとは言えません。

そりゃ人間だからね、怒ったり怒ったり怒ったりすることもあるわけですよ。

例えば子供が3人もいると、基本的に家の中はカオスです。

1歳次男はハイハイで歩き回り、背の高さのものは全て掴んでひっちらかします。3歳娘はイヤイヤ期ピークで何でもケンカ腰。言葉で気持ちをうまく表現出来ないから大声を出してモヤモヤを発散するのが常です。こちらが何か言うたびに「今やるって言ってるでしょ!!!!」「分かったよ!!!!」などと叫ばれるのでプチイラが募ります。

8歳長男は大分落ち着いてると思いきや、知恵がついてる分色々と頭脳戦。例えば

私「宿題やった?」
長男「やったよ」
私「ほんとに?」
長男「やった」
私「じゃあ見せて」
長男「……やってない」

だったら最初から言おうか(怒

などと二度手間三度手間のコミュニケーションコストがかかるわけです。「だって怒られたくなかったから…」なんて言い訳もするし、やっとのことで自分の部屋に入ったかと思ったら一人で妄想の敵と戦いごっこしてたりなど、日常是即ち怒りとの戦い。共存しようにもやるべきタスクが多すぎて全く心が落ち着かない。

何が言いたいかと言うと、もっと優しい気持ちで子育て出来ないかなあとため息が出る時が多々あるんです。そんなわたしを見かねて、次男の保育園の担任の先生(K先生)がそっと勧めてくれた本がこちら。

『ありのまま子育て』(井桁容子・著)単行本1,296円

読んでみたら、これがすっごく良くて、めちゃくちゃ癒やされました。本日はK先生へ向けた感謝の読書感想文を兼ねて、おすすめ本のご紹介です!

想定する読者さん
①子供に怒って「こんなこと言わなきゃ良かった」と後悔したことのあるママ
②もっと穏やかに子供と接したいママ

著者プロフィール

まずはプロフィールから。著者の井桁容子(いげた・ようこ)先生は2児の母であり、30年以上保育士としてお仕事されてきたベテランママさんです。NHKの「すくすく子育て」にもレギュラー出演されており、ご存知の方も多いかもしれません。

子供のイヤイヤは大切な自己表現

そもそも何で子供にイラっとしてしまうのか。自分を振り返って考えてみると、こんな感じでした。

・部屋を片付けて欲しいのに片付けない時

・約束の時間に遅れそうなのに急がない時

・宿題やその他やることがあるのにダラダラしてる時

・せっかく作ったご飯を食べてくれない時

などなど。でも、これって大抵自分の心に余裕があれば普通にスルーできることなんですよね…。「日頃からもっと気持ちをゆったり構えて、余裕を持ったスケジュール管理をしよう」とか結論を出すとそこで話が終わっちゃいます。

では逆に、子供にこういったイヤイヤがなく、全てを「はい」と受け入れるとしたらどうでしょう。

・大好きなゲームをしていても「お風呂に入りなさい」と言われたら興味を捨ててあっさり入る

・大切な宝物でも友達に「貸して」と言われたら簡単に渡してしまう

・お腹の調子が良くなくても「残さず食べなさい」と言われたら我慢して食べてしまう・・

いや、おかしいでしょ!

絶対心配になります。こんなん熱でもある??大丈夫??って超気になる。

何でも相手の言う通りにすることは「優しさ」ではないのです。大人が困ると思っている子供の「いや」や「だめ」は、自分の思いを表現する大切な言葉なのです

そう考えると、イヤイヤ期真っ盛りの娘のことも「そうかそうか、嫌だって思いを伝えられるようになったんだね」と思えるし、反抗期の長男のことも「自分の気持ちを表現して偉いね」と思えるようになりました。発想の転換って素晴らしい!

「上手」という褒め言葉は「下手はダメ」ということ

また、本書を読んでハッとしたのがこちらです。

「叱る」と「怒る」に違いがあるのと同じように、「ほめる」と「認める」にも違いがあります。「上手」というほめ言葉は、「下手はダメ」ということ。

赤いチューリップを描いた子供に「赤いチューリップが上手に描けたね」とほめれば、青いチューリップを描いた子供は「青ではダメなのかな?」と思ってしまったり、上手に描けなかったときは「見せたくない」という思いがわいてきてしまいます

これ、とても衝撃的でした。というのも特に次男や娘を褒める時、無意識で「お〜上手〜!」とか「上手に出来たね!」など多用してしまっていたのです。

例えば上記の例なら「素敵なチューリップだね」とか「いい香りがしてきそう」など感じたことを素直に伝えてあげれば、評価とは違った満足感を子供に与えられますよね。そもそも絵を描くことって表現なので、子供が自由に好きなように描けばそれでよい。口癖のように「上手〜!」などと言うのはちょっと控え、自分が思った素直な感想を伝えてみようと思いました。

子供は親の誠意がきちんと通じる存在

こんな言葉もありました。

幼い子どもに、誠意はちゃんと通じます。「何にも分かっていない自分勝手な人」と思ってしまうと、その通りのわがままな人間になりますし、「この子は、ちゃんとわかってくれる」という信頼を持って接すれば、そのようなやりとりがちゃんとできる人間に育っていく。子どもはそういう存在なのです。

例として挙げられていたのがタレントのくわばたりえさんのお話。くわばたさんのお子さんが2歳の頃、公園からなかなか帰ろうとしなかった時、井桁先生の言葉を思い出し、早く帰らなければいけない理由をきちんと説明したのだそうです。その代わり、「今度はパパと一緒に公園でたくさん遊ぼう」と先の見通しも伝えると、すんなり帰ってくれたとか。

で、約束をきちんと守って次の機会にパパと公園で一緒に遊ぶととても満足した様子で帰ってきたそう。その頃からこちらが困った時にきちんと理由を話すようにしたら、とても聞き分けがよくなって手がかからなくなったそうです。

ここから学べることは2つです。

1. 子供との約束は必ず守る

「ちょっとのことだし忘れてるだろう」とか「どうせ分かんないから」などと子供との約束を軽くみちゃダメ。大人と同じようにどんな小さい約束でもきちんと守ることが大切です。

2. 子供を信頼する

1と同じく「まだ赤ちゃんだし」「言っても伝わらないから」などと子供だと思って適当に流したり、力で無理やり従わせようとしても逆効果。いくら相手が小さくてもこちらの言い分や思いを説明してあげることで「自分は子供扱いされていない」「尊重されているんだ」と伝わり、納得するのだと思います。

子育てを楽しむ一番の秘訣は「ありのままに受け止めること」

最後に、文末で印象に残った言葉で〆させていただきます。

親子は、互いに選択できない、運命としかいえない巡り合わせの関係です。謙虚にその出会いに感謝し、互いに不十分な人間だけど、自分にできる範囲で関係性をはぐくむ…。親業というのは、そんなやわらかな心持ちで十分なのではないでしょうか

読んだ日の夜「良い親にならなくてもいい、ただ誠実で正直でいよう」とゆったりした気持ちで眠りにつけたのでした(^^)。皆さんもぜひ!

★おまけ

書名の『ありのまま子育て』、何で『ありのまま「の」子育て』じゃないんだろう??と思って検索してみたら、既に同じ名前の本がありました。重複を避けた編集者さんの意向かな?と勝手に勘ぐっております。w

  • この記事を書いた人

ゆらまりえ

在宅ワーク× 正社員× 3児の母(8歳、3歳、1歳)。おまけにブログ書き。永江一石(@isseki3)事務所アシスタント兼、危険な受動喫煙撲滅党多摩支部長。裁量労働制で在宅正社員してます。青学日文卒 / 元雑誌編集者 / ブログリニューアル1ヶ月で1万5千PV

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